管理人ゆうきの 転職 体験記 -第1回目-

ゆうきの転職相談所所長のゆうきです。何回かに分けて、私の転職体験のお話しをしたいと思います。
実体験を元に書いていますので、少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
主に面接の話しが多くなると思います。
併せてこちらもお読みください。
【転職活動】面接落ちまくりの人必見!面接 で受かる 5つ のコツ!
管理人初めての 転職 20歳
この頃私は営業をしていました。
しかし会社の業績も悪化し、いよいよヤバいという時に同僚と2人で上司と揉めてしまいました。
結果自主退社という名のクビです。
その数ヶ月後には倒産していたので、遅かれ早かれ退職にはなっていましたが。
仕事をなくした私はゲームセンターなどのアルバイトをしながら、どうにか1日1日を過ごしていました。
お恥ずかしい話し、実家を追い出されてしまった関係頼ることもできなかったんです。
ついに貯金が尽きた7月、私は1カ月でマイナス10キロというダイエットに成功。
このままでは危険だ…と、自分自身の生命の危機を感じ仕事を探すことにしました。
家賃も払えなくなったので、両親に頭を下げ実家暮らしに戻りました。
当時はインターネットもまだなかった時代でしたので、無料で配布されている冊子をかき集め電話をしまくる日々が始まりました。
もちろん転職エージェントの「て」の字もありませんでした。
私自身何がやりたいとかなかったので、飲食店、工場、営業など、額面だけを見ては電話。
そんな中、とある工場での募集が目に入り早速電話。
すんなり面接の日程が決まりました。
15人ほど集まっての集団面接。
最初は募集をかけた派遣会社での面接をして、そこで合格した10人が派遣先である工場の責任者と面接。
ここでも集団面接でした。
面接に不慣れな私は緊張のあまり何を言っているのか、自分自身よくわからない状態。
面接官である責任者の方も目が点な状態でした。
そんな私とは正反対に、他の方たちはしっかりと会話もできています。
そして何より今でも鮮明に覚えているのが、面接の最後のお約束、「では、最後に何か質問があればお願いします。」です。
私は頭が真っ白な状態で何を聞いていいのかわかりません。
そもそも私が知りたいことは、工場の責任者が全部話している。
真っ白な頭をフル回転させるも出てきません。
出てくるのは大量のあぶら汗。
端から順に聞いていて、気付いたら私の番になっていました。
他の方たちは、多い人で3つほど質問をしていました。
顔も真っ赤になり、頭の中は真っ白。
「ゆうきさん?何か聞きたいことはありませんか?」
「・・・特にありません。」
終わった…。
せっかく仕事が見つかると思ったのに、また冊子を読み漁る日々が始まるのか。
工場までは派遣会社のバスで移動していたので、帰りももちろんバスで派遣会社まで移動。
私はどん底な気持ちで、バスに揺られて帰りました。
そして最後に、派遣会社の担当者にお礼と一言お詫びを言って帰りました。
その2日後、一本の電話が自宅に掛かってきました。
なんと…
採用。
信じられません。
あの状況でなぜ採用?
周りは大学や専門学校を卒業しているのに対して私は高卒。
後日、指定された日に派遣会社に行って入社の手続き。
10人ほどで面接をしたうち半分の5人が採用。
なぜ…私が?
所長ゆうきが採用となった理由は?面接は面接の時だけじゃなかった!?
入社してから数日。
先輩のパワハラに耐えながら過ごす日々…今では大問題になるようなことばかりでした。
詳細は割愛します。
聞いたらビックリすると思いますよ?皆さんが創造するパワハラのさらに2ステップくらい上行きます。
そんな状況でも笑って、どうにか日々が過ぎました。
そんな中1ヵ月ほどして歓迎会をやってくれることに。
話せる人も増え、パワハラ先輩にも冗談が言えたりするまでになりました。
その歓迎会の時に、ちょうど隣に工場の責任者が来たので、なんで自分が採用になったのかを聞きました。
「ゆうきさんの面接は酷かったよー。何も喋らないし、何言ってるのかもよくわからなかったしねー。
けど、最後派遣会社の営業さんに一言言ってったんでしょ?
それでね、その営業さんが猛烈にゆうきさんをアピールしてきたんだよ。」と。
そう、私は面接の当日バスを降りて解散する時に、一旦帰宅しようと思った足を止めて、営業の人のほうに戻ったんです。
そして、
「今日はありがとうございました。
また、こちらの面接を通った後だと言うのに、工場の責任者の前であんな状態になってしまいすみませんでした。
今回は諦めてますが、また機会がありましたら、その時はよろしくお願いします。
それでは失礼します。」
他の方たちは、たいしたお礼もせずに帰る中、私だけお礼を言ったそうです。
若いのにしっかりしてる。
ゆうきさんは面接に不慣れなだけ。
と、営業の方が工場の責任者を説得してくれて、その結果採用になったそうです。
結局面接官も人!興味を持ってくれれば採用!
私は今でも面接や打ち合わせの時、待ってる間の待合室や終わったあとのエレベーターもチャンスだと思い、積極的にコミュニケーションをとるようにしています。
それがただの案内人だとしてもです。
しかもその時は一切仕事に沿った話しはしません。
その人が身につけているものや、体格、肌の色。
結婚しているのか、なんのスポーツをやっていそうか、どこのブランドの時計なのか、靴なのか…そこから話しを広げます。
持ってる物や自分が好きなことを聞くと必要以上に話してくれます。
もちろん、最低限の会話ができる知識も必要となりますので、浅く広い知識というものを意識しておくといいかと思います。
20年前の経験をいまだに実施しそれが活きている。
あの時の営業の人には本当に感謝しています。
もしあの時不採用だったら、今の考えは持てなかったかもしれません。
【 退職活動?】円満退社をするために抑えておきたい3つのコツ!にも書きましたが、人との出会いは必ず財産になりますし、困ったときに助けてくれたり思いもよらないチャンスをくれたりします。
人との出会いを大切にすると良いことありますよ。
話を戻します。
そして、工場で働いて2年くらいした頃仕事中に携帯が鳴りました。
これが次の転職の電話になるとは・・・
第2回を楽しみにしてください。